分科会発表概要

≪発表者とタイトル、発表概要≫

◎分科会Ⅰ(9:3010:20)

中村 真
リードマネジメントの適応
~あるホームセンターのチャレンジ~
選択理論をベースにしたマネジメントである「リードマネジメント」。
ボスマネジメントを実践し、それを教義といってもいいほど強固に固執する業界・企業の中で、具体的にどう実践し、どのような結果が出たか、またこれが単なる偶然ではないことをどう証明できたかを、あるホームセンターの取り組み事例をもとに発表します。

 

久田 高裕
児童相談所における選択理論心理学をベースにした支援の効果について
発表者は2013年4月から児童相談所で勤務し、児童やその家族に対し相談援助活動を行ってきた。そして、ケースワークを行ううえで選択理論心理学をベースに支援を行い、リアリティセラピーを使用し面接を行ってきた。児童福祉司として5年間の経験の中で、どのような場面で選択理論の効果を実感してきたかを発表したい。

 

赤羽 秀徳
選択理論を知ると“腰痛に感謝”したくなる!
~ニッポンの不必要な痛みを鎮めるために~
これだけ医療が進歩しても腰痛の有訴率は減少していません。腰痛で悩んでいる方々に対応していると、不安や悲観的な解釈がかなり強い方、あるいは、受動的で効果を感じていない治療を継続されている方々にお会いすることが少なくありません。そのように、腰痛が改善せず悩んでいる方、あるいは予防にも役立つ、腰痛の概念と有益な情報やセルフケアについて、選択理論心理学を基に紹介していきます。

 

◎分科会Ⅱ(10:4011:30)

髙木 幹英・和泉 大
クオリティコミュニティの形成
~選択理論がOSとなる社会を目指して~
我々が選択理論を学び、実践していくうえで一番最初にぶつかる壁は『自分が選択理論を学んでも、外的コントロールを使う大勢の人に出会う』というものではないでしょうか? グラッサー博士は著書の中で、『外的コントロールから選択理論に移行した社会になれば、どんなに住みやすい社会になるか』ということに触れています。選択理論がOSとなる社会を目指していくうえで必要なことは何か?実際の活動に基づいて紐解いてみたいと思います。

 

地當 亜希子・時長 瑠美子
ある就労移行支援事業所での2年間の軌跡
~人を尊重し長期的に捉えた未来に繋がる支援を目指して~
「長期的に捉えた未来に繋がる支援」を掲げ、温かい人間関係と5つの基本的欲求をいかにして健全に満たすか。また、弊害をもたらす外的コントロールの考え方を選択理論に移行することを学び続けることにより、また習慣を意識化する仕組みをつくることによって、不幸と精神疾患に焦点を当てていた人たちが、幸せと精神の健康に焦点を当て始め、社会に復帰するチャレンジを自らし始める。実際にどのように移行していったのかを事例を用いて2年間の取り組みを発表します。

 

澤田 正
選択理論とアドラー心理学の比較研究
~二つの心理学の「個人による実践」の観点から~
ここ数年、日本でアドラー心理学が注目されているが、その内容は選択理論と似ているところが多く、選択理論の学習と実践においても非常に興味深いものがある。そこで、「個人による実践」という観点で二つの心理学を比較研究し、どのような形であれば個人として矛盾なく実践できるかを検討してみたい。

 

◎分科会Ⅲ(12:3013:20)

大神 千穂(20分発表)
選択理論が拓く人の可能性
~心の病の克服から教育者として生きる~
思い起こせば心のトラブルからくる心身症状は16歳の頃から始まった。摂食障害、チック症、抑うつ状態、不眠、原因不明のめまい、パニック障害、自傷行為、幻聴、被害妄想、自殺企図など、とにかく私を襲った症状は挙げきれない。その克服・改善を求めて通った精神科や心療内科、カウンセリングや治療方法は10院、10種類を超えた。しかし、良くなるどころか薬の作用によって思考も感覚も麻痺し、廃人同様の毎日。そこから私を救ってくれたのが、30歳で出会った選択理論の10年に及ぶ理解と実践だった。

村田 晃一(20分発表)
どんな業界でもパフォーマンスを生み出す人間関係のつくりかた
~ガソリンスタンドにも未来はあるのか?!~
私は、有限会社村田石油という東京都の八王子市で、ガソリンスタンドを3店舗経営する会社の3代目の経営者として仕事をしています。選択理論を学ぶ前は、あらゆるコントロールできないことにフォーカスをし、人間関係や人生に悩みを抱えていました。代表である父との関係も悪く、会社も離職にあえいでいました。しかし、選択理論を学ぶことで変わることができました。おかげ様で現在は、父との関係も改善され、入社希望の社員が毎年出てきてくれています。出光興産のマークのガソリンスタンドで全国一位にもなりました。

 

星野 優美子・溝越 洋子
「落伍者なき乳幼児教育」を目指して
~なぜ「乳幼児期」に選択理論で関わることが重要なのか~
私たちは、「乳幼児教育での選択理論に基づいた関わり」の重要性、その効果、育てられる力(創造性、自己有能感、レジリエンスなど)について、長年、研究してきました。現場での多くの取り組みを通して、「子どもたちの発達が著しい乳幼児期こそ、選択理論に基づいた関わりが重要だ」と確信を深めていきました。今回は現場での多くの実践と事例を通して、「落伍者なき乳幼児教育」の実現を目指した取り組みを提案していきます。

 

谷口 紀子上級講座プレゼンテーション発表
「サザエさんすごろくで学ぶ選択理論」
「サザエさん」という、日本人なら誰もが知っているアニメの登場人物をコマにしながら、基本的欲求・上質世界・責任の概念・全行動といった基本的用語を復習します。マスに書かれたメッセージは、みんなで協力し合って答え、競争ではなく楽しんで「より良い選択」というゴールを目指します。楽しんで学ぶ事で、「他者からの評価」という怖れから解放されるのではないでしょうか。仲間と共に学ぶ楽しさを味わっていただけるプレゼンになればと思います。

長田 卓央(上級講座プレゼンテーション発表
「あの人ってどんな人?」
~価値のフィルターは人それぞれ~
もともと価値のフィルターは人により様々で、さらに受け取った情報により変化していくので、価値のフィルターを通して見えている現実は人によって様々であるということが理解できます。実際に同じ対象者に対して様々な情報が与えられることによって価値のフィルターが変化していくことを体感することで、自分の正しさが他の人の正しさと全く同じではないということに気づくことでお互いを受容しやすくなることを実感していただけたらと思います。

 (以上、敬称略)

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